高校「情報」教育を大人が学ぶ

高校の「情報」「数学」の教員免許を取得し、一度社会に出てから先生になろう!…なんて思った私。システムエンジニアになってはや20年弱経ちました。。

先日、大学入試センターが令和7年度(2025年度)以降の大学入学共通試験(旧:センター試験)に「情報」が追加されることを発表しました。

令和3年度時点で中学校3年生以下のこども達は「情報」を本格的に勉強することになります。

「情報」教科の教育目的は、「時代の流れに合わせて高度化している情報社会で、情報を科学的に理解し、情報の活用能力を育むこと」です。

今を生きるには必要な教科ですが、これまでは音楽や美術、体育のような教科と同じような立場でした。でも試験の対象になることで、これまで以上に本格的な教育が行われてくることが考えられます。

本格的に教育されたこども達が大人になって一緒に仕事するようになると、それまでの人たちと「情報」の知識の隔たりは大きくなることは必至でしょう。

この隔たりで一つの社会的な問題が生じることが考えられます。

日本は未だに大企業を中心に年功序列社会です。せっかく「情報の活用能力」を育んだ若者の考えが、その可能性を理解できない実権のある年寄りによって採用されない可能性があります。時代の流れに沿える若者の考えが活用できないとなると、企業・組織は時代遅れなやり方になってしまいます。

時代に合わせて企業・組織が生きていくには、今の大人たちが「情報」の教育で何を学ぶかを知り、少しでも知識の差を埋めることが必要だと思います。

ここでは平成30年告示の学習指導要領(主に「情報Ⅰ」)と先日大学入試センターがサンプルに提示した試験問題をもとに学んでいきたいと思います。

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